新郎は大学1年生の4月に知り合い、もう7年以上の付き合いだ。今でも覚えている最初の出会いは、大学入学後最初に参加した飲み会、「プレオリ」飲み会。東京大学は大学1、2年生は選択第二外国語別にクラス分けされ、このクラスをもとに新入生は上級生から大学生活のオリエンテーションを受ける。そのオリエンテーションの前に懇親会である「プレオリ」(=プレ・オリエンテーション)飲み会があるのだ。彼とは偶然席が近くて、話し始めた。話し方が爽やかだけれどどこか胡散臭い、顔がでかくて四角い奴、そんな第一印象だったと思う。その後、祭り好きなところや国際的なことが好きなところが似ていて意気投合し、一緒にアイセックという学生団体に加入したのだった。アイセックでその後お互い5年間活動して、まさに苦楽をたくさん共にした。僕が完全に気心を許すことができる、数少ない友人。
新婦とは大学1年生の5月頃に知り合った。彼女もアイセックのメンバーだ。目鼻立ちがくっきりしていて美人だけれど、その長髪と独創性溢れるファッションに驚かされたのを覚えている。僕が実行委員長をつとめるキャンプで彼女がTシャツ作成担当になったのが、僕と彼女との最初の接点だったと思う。Tシャツ作成をなかなか僕が思ったスケジュール通りに進めてくれなくて、怒って怒鳴りつけて、泣かせてしまった。多分彼女の僕への第一印象は最悪だったはずだ。その後も彼女とはアイセックを通じて様々なシーンで衝突したけれど、仲良くなっていった。
そんな二人が2年間の交際を経て、ゴールイン。僕にとってはまるで同窓会のようだった二次会も含めて、本当に素敵な結婚式だった。特に、披露宴での新婦の両親へのメッセージ、新郎の最後のスピーチは心に響くものだった。親への感謝、今後への決意を語る2人は、文字通り光り輝いていた。
結婚はまだまだ先だと思っているけれど、2人の結婚式に参加して、自分の将来をイメージしてしまった。僕も僕にとって最高のパートナーとあのように輝くことができる日が来るのだろうか。胸を張ってパートナーや親に決意を述べることができる日が来るのだろうか。結婚はタイミングだと人はよくいうけれど、自分に自信をしっかりと持ってそのタイミングを逃さないように、日々頑張らないと。
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